HEICは画像ファイルでよく使われる拡張子
HEICは、HEIF(High Efficiency Image File Format)コンテナを使う画像で一般的に見かける拡張子です。HEICとHEIFは完全に同じ言葉ではなく、HEIFがコンテナ形式、HEICが実際の画像ファイル名でよく使われる表記です。
HEICとHEIFの違い
HEIFは画像を格納するためのコンテナ形式で、HEICはHEIF画像で広く使われる拡張子です。
HEIF画像は画像データだけでなく、メタデータや補助画像などを含められるコンテナです。ただし、すべてのHEICファイルが同じ内部要素を持つわけではありません。
HEVCは圧縮・符号化方式としてHEIF画像に使われる場合がありますが、HEIFやHEICそのものと同義ではありません。
HEIC・HEIFの読み方
HEICとHEIFはアルファベット表記のまま使われることも多く、日本語では読み方に揺れがあります。
HEICは「ヒーク」、HEIFは「ヒーフ」と読まれることがあります。製品名や技術文書では、無理にカタカナへ置き換えずHEIC・HEIFの英字表記のまま使うことも一般的です。
HEICとJPEG/JPGの違い
保存効率、画質、互換性、ファイル構造、向いている用途を比較します。
| 項目 | HEIC/HEIF | JPEG/JPG |
|---|---|---|
| 保存効率 | AppleはHEIF/HEVCについて、JPEG/H.264より高い圧縮効率を案内しています。 | 一般的な写真形式として広く利用されています。 |
| 互換性 | 新しいOSや対応アプリでは扱えますが、古い環境では追加対応が必要な場合があります。 | 多くの古いアプリやWebサービスでも扱いやすい形式です。 |
| 画質 | AppleはHEIF/HEVCについて、JPEG/H.264より少ない保存容量でも同等の視覚品質を保てる形式として案内しています。 | 画質は保存時のJPEG圧縮設定に左右されます。HEICから変換する場合は再エンコード後の見た目を確認してください。 |
| 向いている用途 | 対応するOSやアプリ内で写真を効率よく保存・管理したい用途に向いています。 | Webサービス、古いアプリ、相手先との受け渡しなど、幅広い互換性を優先したい用途に向いています。 |
| コンテナ | HEIFコンテナはメタデータや補助画像などを持てる設計です。 | 単一画像として広く使われる一般的なJPEG形式です。 |
| 変換 | JPEGへ変換すると互換用の新しいファイルを作成します。 | 変換後は元のHEIC固有情報が同じ形で残るとは限りません。 |
iPhone写真がHEICになる理由と設定
AppleはiOS 11でHEIF/HEVCを導入し、対応端末で高効率形式の撮影を利用できるようにしました。
現在のApple資料では、HEIF/HEVCを撮影できる対応端末としてiPhone 7以降などが挙げられています。HEIF/HEVCはJPEG/H.264より少ない保存容量で同等の視覚品質を目指す形式として案内されています。
新しい写真をJPEGで撮影したい場合
- 設定
- カメラ
- フォーマット
- 互換性優先(Most Compatible)
「互換性優先」を選ぶと、新しく撮影する写真はJPEG、動画はH.264になります。高効率形式へ戻す場合は「高効率(High Efficiency)」を選びます。
iPhone・iPadのHEICをJPG/JPEGへ変換する
撮影設定を変える方法と、すでにあるHEICを変換する方法は別です。
既存のHEICをJPGへ変換
すでに撮影したHEICはWeb変換でJPG/JPEGコピーを作成できます。
HEICをJPGに変換MacのPhotos・Previewから書き出す
AppleはMacのPhotosまたはPreviewからJPEGやPNGへ書き出す方法を案内しています。
Macでの方法を見るiPhone写真をパソコンへ移すとHEICになる理由
iPhoneで高効率形式のまま保存・転送された写真は、PC側でもHEICとして見えることがあります。
AppleはUSBなどの転送時にHEIF/HEVCがJPEG/H.264へ自動変換される場合がある一方、元の形式を保持する設定も案内しています。HEICのままPCへ届いた場合は、PC側でHEIC対応を追加するか、必要な用途だけJPGへ変換します。
PCで開けない場合は HEICが開けないときの対処法 を確認してください。
HEICサンプル画像について
現在このページではサンプルHEICファイルを配布していません。
HEICの表示を試したい場合は、手元のHEICファイルをHEICビューアで開いて確認できます。サンプル配布を追加する場合は、利用権限と配布元を確認できるファイルだけを使用します。
HEICファイル FAQ
HEIC/HEIFの意味、読み方、iPhoneでの利用、互換性について回答します。
HEICは、HEIFコンテナを使う画像ファイルでよく使われる拡張子です。iPhoneやiPadで撮影した写真でも見かけます。
HEICはアルファベットで「エイチ・イー・アイ・シー」と読むほか、「ヒーク」と表記されることもあります。日本語の読みを1つだけに固定せず、HEICの表記をそのまま使うのが確実です。
HEIFは「ヒーフ」と表記されることがあります。HEIFはコンテナ形式、HEICはその画像ファイルでよく使われる拡張子として分けて理解すると分かりやすくなります。
AppleはiOS 11でHEIF/HEVCサポートを導入し、対応するiPhone/iPadで高効率形式の撮影を利用できます。現在のApple資料ではHEIF/HEVCの撮影対応端末としてiPhone 7以降などを案内しています。
対応端末では「設定」>「カメラ」>「フォーマット」で「互換性優先(Most Compatible)」を選ぶと、新しく撮影する写真はJPEGになります。「高効率(High Efficiency)」へ戻すとHEIF/HEVCを利用します。
既存の写真を変換する場合はHEIC→JPGページを利用できます。MacではAppleがPhotosやPreviewからJPEGへ書き出す方法も案内しています。